こども椅子

以前子育てカフェで、試作を皆さんに試してもらった子供用の椅子。
完成しました!

本体は国産のオニグルミ、背と脚部アクセントはウォルナットを使いました。

ちょっと高さのあるカフェテーブルがおうちにあって、月型テーブルに座ってしまうんです・・・とご相談頂いて。
うちの月型テーブルと同じ高さで座を作りました。
(というわけで、今のところテーブルとセットにはなってません)

お子さんにとってはちょっと高いかな?とも思ったのですが、背の高いAちゃんは大丈夫みたい。
ご注文頂いたMさんは、カフェに置かせてもらった月型テーブルを最初にご注文下さったお客様。
ちょうど1年前のことです。

今回のこども椅子も、Mさんからのご注文がなければ、もっともっと先の製作になっていたことでしょう。感謝と敬意をこめて、Aちゃんの名前ををもらって「あぐり椅子」と名づけました。


左側の椅子はもうちょっと座を低くして、ウォルナットで作ってみました。
背と座のバランスは難しいですね。
もうちょっとずつ変えるかもしれません。

あぐり椅子、販売価格は25,000円の予定です。

家族みんなの刻印

月型テーブルを以前ご購入頂いたお客様から、名前を追加で刻印して欲しい!というご要望で・・・。

もともと天板の表面にお子さんのお名前を入れてあったのですが、今回は追加で「父・母・父方祖父・父方祖母・母方祖父・母方祖母」の皆さんの、お名前とお誕生日を刻印。
「将来子供が増えるかもしれないし!」ということで、あと3人くらい生まれても大丈夫なくらいのスペースも空けてあります(^^)。

いや~。
天板表面への刻印て、ものすごく緊張するんですよー。
今回は特に、お客様がお使い中のものを預っての作業だったので、さらに緊張・・・。

うまくいって良かったです。ふう。

こども椅子試作 その2

水曜日は単身で子育てカフェへ。
スタッフさんの許可を頂いて試作の子供椅子を持ち込み、Aちゃんに実際に座ってもらいました。

Aちゃん、やっぱりテーブルに座るのが好きなようで、新しい椅子は「背を持って押すもの」と解釈したもよう。
ずずー、ずずーと押して進むAちゃん。
他の子たちは「なになに?」と集まってきて、かわるがわる座ってみたりカメラにポーズをとってみたり(^ー^)

やっと座ってみてもらって、今はまだ座が高めだけど「すごい勢いで身長が伸びてるから、この高さでいいです!」と言うママさんと、デザインの相談。
背は縦長にした方が押さなくなりそうだけど、やっぱり今の方が可愛いよねーとか、Aちゃんが使わなくなったらインテリアの一部にしたいし・・・とか、脚にやっぱりアクセントを入れようとか、もろもろ。


そうそう本体はオニグルミですが、背の部分はウォルナットにする予定。
自然色のツートンカラー、可愛くて大好き!(サイコロの黒の方みたいな感じ)

子連れでないのにフツーにランチの仲間に入れてもらって、情報交換して。
市販の子供椅子の感想も、ばっちり聞かせてもらいました。
最初に会った頃「月型テーブルは3万円なんです」と言ったら、ちょっとびっくりしていたママさんたち。
いつの間にか値段を言ってもあまり驚かれなくなって、それがとてもうれしい。

試作をお子さん達に試してもらう場合は、材料はあるもの(なるべく柔らかい無垢材=杉・パイン等)で作りますが、角は必ずヤスリで丸く仕上げていきます。
今回もチビちゃんたちが2人でよじ登ろうとしたり、背を持ってゴロゴロ転がされたり、色んなことをされてとても参考になりました。

Aちゃんの椅子と一緒に、もうちょっと低めの椅子も作って月型テーブルとペアにしようと画策中。
もうちょっとデザインを揉んで、自宅でテストしてみようと思ってます。

こども椅子試作

以前月型テーブルを買っていただいた方から、こども椅子の注文を頂きました。

月型テーブルは、市販のバンボチェア用の高さになっています。
バンボチェア卒業後はちょっと厚めのクッションがちょうどくらい、幼稚園くらいのお子さんだと床に座って座卓として使うのがちょうどの高さです。
実は、ご自宅にあるカフェテーブルでおやつを食べる時に、月型テーブルの高さがちょうどいいのでお子さんがイス代わりに座ってしまう・・・とのこと。
そんなわけで、月型と同じくらいの高さのイスをお作りすることになりました。


試作って、他の木工家の皆さんはどうやっておられるのでしょうか。
私は、直線もの(キャビネットやデスク等)だと手描きの図面やCADでこねくりまわし、デザインがこれで良しとなったら、ほとんど試作なしで本番の材料で作ります。
逆に曲線のものは、CADで描くのもそれを頭の中で立体に置き換えるのも難しい(実は手描きも苦手)ので、何度かサンプルを作って360度色んな角度から眺めて修正を重ねます。

そしてこんな時、最近はダンボールをよく使います(笑)。
何度か作ると言っても、なるべく大変な思いはしたくない。
余ってる木も無駄にはしたくないので・・・まずは、ダンボール君で具合を見ることに。
ふむふむ・・・もうちょっとシャープにしたいねえ。
というときは、ハサミでチョキチョキ。

うん、なかなかいいかも。
次は背の部分。
ダンボールなら何種類も作っても、全然大変じゃないもんね~。
(4種類、同じに見えるけどちょこっとずつ違うんですよ!)

もちろん厚みはないので、ここから2種類選んで木でサンプルを作っていきます。
うまくいくといいなー。

健康な一年でありますように

今日もテーブルの続き。

立ちっぱなしでいるとガツンと痛みが来ることがあるので、15分くらい作業しては薪ストーブの前で一休み。
どっちみち、リビングから柵ごしに娘が「ばあ!ばあ!」とかやって呼んでるので(笑)、休日作業としてはこれくらいでいいのかもしれません。


平日は暖かいリビングに材料持ち込んで座って鉋がけしてたりしましたが、ようやく工房(寒いんですよー)で立って鉋がけする気になってきました。

昔は、年の初めに大人が「健康に過ごせますように」と祈るのを見て、つまんないこと言うなあと思ったりもしたものですが。
体に不具合をかかえてみると、痛みの無い毎日ってかけがえのないものなんだな・・・と実感します。
今年はどうぞ健康に過ごせますように!

***

さて、昨年研ぎに出したトリマービット。
4.5Rのボウズ面は、以前書いた通り刃の大きさがコロの径と合わなくなって微妙な感じでした。
コロの方を自分で減らせば良いのでは?と助言を頂きましたが、均等に減らす方策を練るのが面倒で、新しく購入してしまいました(研磨した方は小さいボウズ面用に使ってます)。

で、今回はストレートビットの感想。
こちらも少し径が細くなって帰って来ました。6mm→5.7mmくらいかな?(厳密には測ってませんが)。
最初はさすがに「おお~切れ味いいねえ」と思いましたが、10分も経たないうちにそれほどでもなくなりました。

これは元のビットが安物だからかも。
もっと良い刃であれば、切れ味が持続する・・・のかもしれません。
以前勤めていた会社ではトリマーの刃も研磨に出していましたが、もうちょっと永切れした気もするので。

他の刃物を研磨に出すついでがあったら出すこともあるかと思いますが、今のところトリマーの刃だけで研磨に出すメリットはあまり感じないかなあ。
もっと永切れする刃を買うべきなのかもしれないけどねえ。なかなかねえ。。

お米届く

土曜日、薪ストーブ屋さんがお米を届けてくれました。
農家もやってるストーブ屋さん、かなり低農薬(ほぼ無農薬)のお米を作ってるので今年は90kg購入しました。
30kgの米袋なんて、去年まで見たことなかったよー。

袋の中身は玄米で、必要に応じて近くのコイン精米所で精米して使います(玄米のままだと保存がきくんですよ)。
そう、町田は割と田舎なのでコイン精米所が結構あるのです。5キロで100円くらい。
まうちん実家近くのとこには「無洗米コース」というのもあって、最近心の余裕がない私は迷わずコレ。
人によっては、玄米のまま食べるだろうおいしいお米なのにね~。
ストーブ屋さん、ごめんなさい(笑)。

そして、先月干した大根はこんな感じに乾きました。

大根を縦に8分割して、天気のいい日は外に干し、雨の日は室内へ。
うっかりしまい忘れて雨に当たったこともありましたが、3週間ほどで無事に乾燥が完了しました。

で、早速煮物にしてみました(まうちんさんが)。
んーと・・・たくあんみたいな食感・・・?

初めて割り干し大根を作った私、水につけたらもっと戻るものかと思っていたのでちょっと拍子抜け。
まうちんは「えーそりゃそうだよ。切干大根だって、こんな感じでしょ?うまいよーたまらんー」と酒のつまみに箸が止まらない様子。
まあ結果オーライですかね。

さて腰痛もだいぶ良くなってきたので、今日は例の丸太で買ったオニグルミ材の加工を始めました。
一皮剥いてみるまでドキドキしてたんですが、綺麗な木目で一安心。

幅も十分なので、今回の月型テーブルは2枚はぎでいけそうです。

Kさん、今しばらくお待ち下さいね!

納品

先週の後半は、2軒のおうちに月型テーブルを納品してきました。
どちらのお宅も小さいお子さんがいるのに、すごーーく綺麗にしてるんですよ。。
本当に頭が下がります。

さて、片方のお客様からは「名前を表に入れてください!」と頼まれまして。
このお名入れは一発勝負で結構深くまで入るので、いつものように裏ならともかく見える部分に刻印するのは超緊張しました。
でもなんとか成功して、こんな感じになりました。

「こんなことできるかな?」というのはご相談を頂くと案外簡単にできたりもするので、ぜひ言ってみて下さいね。ちょっと難しい場合は、別料金にしますーと言う場合もありますが・・・(^^;

さてさて、テーブルとサイコロ以外にもいくつか「こんなの作れる?」とかお見積もりの話を頂いていております。
順番にお返事していきますので、しばらくお待ち頂けるとありがたいです。

よろしくお願い致します。

大人モード

月型テーブル、うちではまうちんさんがこんな感じで使ってます。
私は赤子用に作ったつもりだったのですが、どうやら違うらしい。

ひとり晩酌専用テーブル。
ここにノートパソコンを載せて、お酒を飲みながらネットサーフィンしたり。

うちは座卓で食事をしているのですが、食卓でパソコンを開きながら呑むんだとちょっとお行儀悪い感じになってしまいます(夕食の残りをつまんでたりするので・・・)。
というわけで、この小さく完結した感じがいいのだそうです。

そして、本来の目的(?)でももちろん使用しています。

最近はハイハイを始めて、テーブルの角の部分をガッちゃんのようにガジガジかじっています。

ちっちゃい治具

やっとガラスが入ったの図 ↓

心配していた重さもさほどではなく、かえって軽すぎない感じが店舗ドアぽくて良いかも。
まだ真ん中の柱とか左右端に隙間埋め材をつけたりとか、やることは残っていますが。
早く外にウッドデッキ作りたいなあ・・・。

平日作業に戻りまして、今日はテーブルの脚を組み立てています。

今までは適当な端材を詰めて勾配をつけてたんだけど、月型テーブルはこれからも作りそうなので、ちっちゃい治具を作ってみました。

治具って実際作ると大した手間でもないんだけど、なんでか手間を惜しんでなかなか作らないんですよね。
そして思い立って作ってみたらやっぱり便利。

勾配がぴったり決まって接着できて、気持ちいいなあ・・・!

納品と木取りと

2月くらいから週末を利用して作っていた月型テーブル、本日納品してきました。
子育てカフェ「もりのカフェ」で使ってるテーブルを見て、すぐ「これ素敵!買わせて下さい」と言ってくださったMさん。
注文が入るのが予想外に早かったので、私の方がびっくり。4月までは週末しか作業できないので・・・と納期をかなり長めにして頂いて。
でも、娘さんの1歳のお誕生日に間に合ってほっとしました。

注文時には赤ちゃんだった娘さんも、最近はつかまり立ちを覚えたりしてもはや赤ちゃん期を脱しつつあり。もっと早くにあげたかったな・・・と思う私に「娘が大きくなったら嫁入り道具にしますよ!」と言ってもらって、感無量です。


そして昨日、次ロット分の板が届きました。
材木屋さんから画像を送ってもらって、パソコンでじーっと見て買うかどうか決めるのですが、毎回届くまではドキドキします。
今日は朝から木取り作業・・・天板をどう取るか紙で作った月型を折って板に当てたり、オイル塗りした時の様子が分かるように水で板を濡らしてみたり。

板のストックがあれば、多少は気が楽になるんですけどね。
テーブルがこれくらいのペースで売れてくれるなら、ちょっと考えてみようかなあ。