カテゴリー: 工房建築(セルフビルド)
フローリングあれこれ
週末に貼っていたフローリング、結局全部は終わらず来週に持ち越し。
10畳分くらいなのにー・・・。
大工さんも言っていたけど、無垢フローリングは合板フローリングの倍以上の手間がかかります。
単純に考えても1列ずつしか貼れないし(合板なら複数列分いっぺんに貼れる)、木材の伸び縮みを考えてスペーサーを入れていかなければならないし、一枚ごとの厚みや幅の微妙な誤差も気になります。
今まではホームセンターとかで合板フローリングを見るたびに「こんなの絶対使わないもんね!」と言っていたけど、あまりの手間の違いに(合板はやってないけど)「大工さんたちが使いたがるの・・・分かるね。」とまうちんとうなずきあいました。
まあしかし、何年も使った後の床のへたり具合を考えると、もちろん無垢を採用するわけですがね。工務店さんに床貼りをお願いしている方は、ぜひ無垢で貼る時の人工の増加について理解して頂きたいと思います。
さて、うちの場合は根太の上に直接フローリングを貼った訳ですが、この方法は慣れていない人にはやはり難しそうです。
45ミリの根太の上にフローリングの切れ目を持ってくると、1枚あたり22.5ミリ載っていることになります。
そして、フローリングの端から20ミリ以下の部分にミニビスをねじ込もうとすると・・・サネは割れやすくなります。
本職(家具屋)の方で下穴開けやビスもみには慣れているつもりでしたが、実際には何本か割ってしまいました。やはり下地板は貼ったほうが良さそうです。
下地板を貼るとフローリングの切れ目を自由に持ってこられるため、端材の出ない「ランダム貼り」ができることになります(←大工さんの受け売り)。
ただしランダム貼りだと、列によって部屋の端で切る材の長さがまちまちになるため、床を貼りながら次の板を切ることになるのかな?というのが懸念材料です。
今回は、3種類の長さのオス・メス材をすべて切り出す→床に仮並べ→色の違いや白太・節などを考慮して目合わせ→実際の床貼り・・・という工程で行ったので、床貼り時には作業に専念できてとてもやりやすかったです。
目合わせの時に注意した点は、
・入り口から近い明るい部分には良い材料→奥の暗くなる部分には悪い材料
・隣同士はなるべく色目・木目の似たものにする
・厚みが著しく違うものはよける
・反っている材料は短い部分に使用する
こんなとこでしょうか。
・・・えらそーに言っても、終わらなかったしな。
週末、がんばりますわ。
3分の1。
フローリング一枚目
法務局へ
土曜出勤の代休で、貴重な平日休み。
法務局へ建物の表示登記の相談に行ってきました。
もともと登記は別に急いでなかったのですが、今年中に建物登記できると土地の税金が安くなる・・・というエサにつられて書類作りをしてみたのです。
出がけに思いついて、古家の写真や今の建物の外観、自分達での内装工事の様子などの写真を何枚か印刷して持って行ったのが功を奏して、役所の人にも割とスムーズに相談できました。
結論から言うと、今年中に登記はやっぱりムリそう。
・「居宅」として申請するには、人が住める状態になっている必要がある(←係員が内見に来る)。
・シャワーやキッチンなどの水周りができていないと「人が住める状態」とは言えない。
・壁は写真の状態(構造柱丸見え、断熱材がまだない状態。トイレのみ羽目板+石膏ボードあり)でギリギリOK。
・ロフトは内見の時点で未完成なら床面積に入れずに登記する。完成したら変更申請ができる。
・検査済証がまだない場合は、工務店の「工事完了引渡証明書」と「代表者事項証明書」(他自治体の場合は代表の印鑑証明も)が必要。
***
最初応対に現れたおじさんは「え、自分で内装やってる?登記書類も自分でやりたいの?ふーん」てな感じだったが、相談に乗ってくれた女性係員はとても良い感じ。
私の持っていった写真を見て上司の人と色々と相談してくれて、上記のような返答を返してくれました。
ドキドキして見せた、自分で書いた建物の図面は「番→番地」「一階建→平家建」(登記の場合は屋ではなく家なのだそう)「屋根=合金メッキ鋼板ぶき」などの文字の訂正はあったものの、そのままOK。ヤター!
まあダメもとだったので、キッチンとシャワーがついた時点でもう一度チャレンジしたいと思います。
助言してくださった皆様、ありがとうございました。
フローリング
パーフェクトバリア
やっと根太完了(←今度は本当)
またやりなおし。
I田さんにダメ出しされ、根太をやり直すことに。
まずはやはり、根太のピッチが広すぎる所が問題点。根太~根太の芯で455mmで貼っていたのを303mmに変更しました。後々のことを考えると、根太を増やしておいた方が良さそうだったので。
うちの床は根太の上に下地合板を敷かないので、昨日も問題になったようにフローリングのはじは必ず根太の上に来るようにしなければなりません。
根太の間隔を狭くするとフローリングの切れ目にできる部分も増えるので、床貼りの時に楽になるよ、とのこと。
同じ根太に切れ目を持ってくる貼り方もあるけれど、色んな根太の上に切れ目を持ってくるランダム貼りの方が施工の欠点も目立たないしいいんじゃないかな?と助言を頂きました。
材料を買う前だったら、フローリングの厚みを30mmくらいにすれば床断熱材もいらないし床もへたらないしオススメだったんだけど・・・とのこと。
合板を使いたくない場合は15mmの杉板で下地を貼った上にフローリングを乗せれば、同様にだいぶ寒さが防げるそうです。その場合は根太の上に切れ目を合わせる必要もないので、施工はもっと楽だったかもしれないですね。
大工さんならではの助言が色々聞けた上に、来月には筋交いと間柱の材料が余るから取りに来るならあげるよ!とのこと。
そうそう、工房部とリビングの間の壁にも筋交いを増やすと家が頑丈になるよ~と言われました。
どっちみち、ロフト部分には間柱すら入っていないので施工しなきゃなあ・・・と思っていた所でした。
窓枠の収まり、上がり框の部分の補強、工房部の壁下地について、、、
いっぱいいっぱい相談に乗ってもらいました~!!
I田さん、ありがとうございます。
そして一緒に運んでくれたケロロIさんもありがとうございました。
(せっかくの日曜日、帰るの遅くなったこと奥さんに怒られていないといいなあ。)
そして痛恨のミス
さて、私がしゃくとりむしさんご家族とお話している間に、まうちんさんとGさんはビス止め完了。
こんな感じに留めて、上にパーフェクトバリアを乗せられるようにしてあります。
そして、さっそくパーフェクトバリアを置いていきます。カッターで幅を切ったり、柱の所は欠き込んだり。全て設置し終わって「おお、いい感じ!」と思ったのもつかの間。
箱から出したフローリング材を載せてみて、Gさんがぽつり。
「フローリングのはじっこと根太の位置、合ってないよ?」
・・・本当だ。なんでだろう???
後から家に帰ってよーく調べてみたら、分かりました。
パーフェクトバリアの在来工法用の床ボードは、根太を40mmで想定しています。一方、大工さんに用意してもらったうちの根太材は45mm角。1本につき5mmずつずれてしまったので、1820mmのフローリング材のはじは最後の根太から落ちてしまったよう。
・・・頭まっしろ。Gさんがいてくれて本当に良かったです。
結局、一度乗せた断熱材をはずして根太を1本追加・1本移動させることで何とか解決。せっかくカットした分もやり直しです。やれやれ。
なんで私、フローリングを乗っけてみて確認しなかったんでしょうね。痛恨のミスです。
次の作業を常に意識しながらやらないとダメですね~。反省しました。
明日は知り合いの大工さんが木工機械を持って来て下さる予定です。我々のやり方、きっとつっこみどころ満載だろうなあ・・・。
でもいい機会なので、色々と質問してみたいと思います。