買わなかった土地

以前、土地を探していた時に見に行った三角形の土地。
まうちんの実家のすぐそばなので立地的には良かったんだけど、「建物の建築不可」らしいし、川沿いでじめじめしてるし・・・と購入を見送った土地。

この間実家に遊びに行ったら、「あそこね~家建ててるよ!」とのこと。
公道に面してないから建物は建てられないはずなんだけどなぁ。
まうちんと見に行ってみると、本当に二階建ての家を建ててる!

ただし・・・他の新築の現場に掲げてある、建築確認申請許可済みの白看板が掲げられていない。
う~~~む。

約30坪で750万円、とこの辺の土地としては破格の値段だった(建物が建てられないからね)。
業者さんがうまくやって、接道していることにしてもらったのか?
裏の土地の持ち主が購入して、自分の土地と合筆したのか?

専門の業者さんには、裏技があるのかもしれないですね。
いずれにしても、家を購入した人がだまされる・・・といったこわい話じゃないといいなあと思います。

家なくなった

解体終盤ですね。

もう古家は影も形もなくなって、こんな状態。
奥に見えるのが某大学の門。

ふたりで「更地になったねえ」と言い合っていたら、大学職員の送迎バスが通りかかって
中の人たちは『お?何が建つんだ??』と興味しんしん。

結構人通りがあるっていいなあ。
建て始めたら「セルフビルドしてます 見学大歓迎」って看板立てるのはどお?

契約終わりました~

ふう。。

今日は午前中に売主さん側の不動産屋さんに行って、残金支払いしてきました。
住宅ローンを組むのなら銀行の一角が借りられるのですが、今回はローンを借りないため場所を貸してもらえないとのこと。
でも支払いは銀行振込でしないといけない。。
(しかも売主さん3人にそれぞれ3等分ずつ)

苦肉の策で、不動産屋さんで書類に署名・捺印→パソコン持ち込んでインターネットバンキングで振込、という我々らしい選択に。

相手方は年配の方なので、
「すごいわあ、この機械パソコンでしょ?これでお金が振り込めるの??」
といった感じ。
えーと・・・一応お金がちゃんと入ったかどうか確認してほしいんですけど。下のATMで見てきてもらえませんか?
「あ、銀行のカードは持ってないから。通帳だけ。」

むう。
やはり不安なので、不動産屋さんに画面上で振込完了を確認してもらう。

***

そしてこれにて、契約完了。
長かった~~~。買います、と意思表示してからもう5ヶ月ですからね。

お世話になった不動産屋さんにも、たくさんお礼を言う。
本当に仲介手数料の域を超えて、建築確認申請のための役所周りから水道屋さんとのやりとり、町田市開発課との交渉、某大学への工事の説明に行くなんてことまで、とてもとてもお世話になりました。

契約終わってから会社へ。
雑多な道具や機械にかこまれながら、やっぱりきれいなオフィスよりも工場の方が落ち着くなあ・・・と思う。

くうちん工房、建てます。
皆様のお力添えをよろしくお願いします!

明日は

とうとう明日は残金支払い日。

ここまでやっと来られて良かったなあ・・・という気持ちと
一気にお金が出てくよう~という気持ちと。

売主さんに支払う残金の他に、司法書士さんに土地の登記代、不動産屋さんに仲介手数料と立て替えてもらっていた地盤調査費、建築士さんに図面と建築確認申請代。

しかし、残金支払い日までに確認申請が下りてくれて良かった。
解体もほぼ終わりなので、建物の登記変更はせずに滅失登記というものだけ行います。

***

本当に本当に、買ってしまうんだなあ。
なんか実感わきません。

解体開始

今日から3日間で古家の解体。

まうちん、重機で家をがしょーんと壊すのを見たくて会社を休んだのに、それは明日の作業と聞いてがっかり。
今日は家の中のキッチンとかを運び出すんですって。

ドアとかサッシとか全部外された状態です。

明日、見に行きたかったなあ・・・

進捗報告 その2

不動産屋さんで打ち合わせ。

順番どおりに並べてみます。
1.建築確認申請の許可を受けるには
2.「既存宅地」の許可が必要。これを受けるには
3.排水の放流許可が必要。これを受けるには
4.歩道の切り下げ許可と警察の許可が必要

許可ばっかりだよ!!

・・・ということで、せっかくかけ合ってもらったものの2月23日に予定していた既存宅地の許可は無理そうです。排水の許可には詳細な配管図が必要なようで、それの図面を描く時間やそれぞれの許可にかかる日数を考えると、最短で申請日が2月16日→最終の許可取得が最短で3月2日。

なんていうか、排水って大変なのね。

まず、生活排水は合併浄化槽を設置しないといけないんだけど、放流先が都道の側溝なのであまり深さがなく、ポンプアップしても勾配がかなりシビアなのだそう。
「土間に排水の配管が出ます」って言われて、浄化槽の場所を移動してなんとか回避できないかと思ったものの、今度はガードレールの位置(ちょうどカーブのところ)が邪魔で排水工事に伴う歩道切り下げ位置が移動できないかも、と言われる。

そっちは警察の管轄なのですな。
カーブの部分は危ないから、ガードレールの撤去を渋られる可能性があるのだそう。

そして雨水の排水。
町田市→「雨水浸透トレンチを設置しなさい。そこから溢れた分は都道の側溝に放流許可をもらって下さい。」
東京都→「雨水浸透トレンチは容量計算済みですよね?だったら溢れないってことでしょ。放流しなくてもいいでしょ?」

・・・
なんていうか・・・ものすごいお役所仕事だと思います。
言うことが一環してない。

まああんまり書いて許可が下りなかったりすると嫌なんで、この辺でやめときます。
許可が下りたら公開できるように、非公開ブログで綿々と役所仕事について書く予定。

えーと。
乞うご期待。。

なんとか・・・

今日は建築士さんと不動産屋さんが一緒に、東京都と町田市の役所を回ってくれたらしいです。
昨日問題になった排水の放流先については、東京都が放流申請書を受理した時点で町田市の方は建築確認申請を受け取ってくれることになりました。
あと、日程についても不動産屋さんが交渉してくれたようで、一応2月9日に書類を揃えて提出すれば2月23日までになんとか許可を下ろしてもらえそう。
ありがとうございました。。

でも、役所ではその他に「今は土地の周りに玉石(昔ながらの石で土が崩れるのを防いでる壁ですな)になってるんですねえ。盛り土するなら、ついでにこれも撤去しませんか?」
と言われ、「いやでも費用の掛かることなんで」と不動産屋さんが言ったら、

「だってー、市街化調整区域の土地を安く買ったんでしょう?」

と言われたらしい。

・・・違うと思うんですけど。
市街化区域の土地が高くて買えないから、調整区域の土地を買ったんじゃないですかーー!!
これ以上カネのかかること言うなーー!!!

市街化調整区域ってのは、役所に意地悪される土地、なのかもしれません。

なんだか大変。

建築確認申請も無事提出して、ほっと一息。

・・・と思っていたら、今日は大変なことになっていたらしい。

これまでの流れ。
今回は、1)市街化調整区域の「既存宅地」(もともと宅地だった所なので、家を建ててもいいですよ~という許可申請)を町田市に、2)建物の方の確認を民間団体に提出することになっていました。
両方とも役所に提出するんだと、1)の許可が下りた後に2)を提出という流れになるのが、民間だととりあえず提出してそれ以外の部分を審査、1)が下りたらすぐ許可を下ろしてくれるのが可能らしいということで。

2月28日が残金支払いの期日なので、その前に既存宅地の証明を取って古家を解体し、新築の建築確認も下りた状態で安心して契約を完了しましょうね、という予定のはずが。

***

まず、建築士さんが町田市の開発課に行って既存宅地のための書類を提出した所、3点の不備が見つかる。
1)この地域で必要な「雨水枡設置の誓約書」に我々の署名・捺印がされていない。
2)排水の放流先が都道の側溝になっているが、都道の許可が下りているかどうかが不明。
3)売買契約が完了していないので、現在の持ち主(売主)の承諾書が必要。

このうち、1)については完全にこちらの(建築士さんの?)ミスで、これは早急に我々が署名・捺印して送ることで解決。
2)はとりあえず明日まで回答待ち。建築士さんが排水のラフ図面を持って東京都まで行って確認してくるそう。
で、3)が大問題で。
本来は現在の持ち主の承諾書が必要なんだけど、事前に窓口で確認したら「売買契約書があればいいでしょう」と言われたらしい。これは不動産屋さんも一度確認したので、開発課の窓口の人が言ったのは間違いないよう。しかし、許可を受け付ける担当の人は、「法的に承諾書がなければ受け付けられない」と言っているので、売主さん3人それぞれ(!)の実印と印鑑証明が必要になってしまう。

2月末までに申請下ろしてもらわないといけないのに!
出してから3週間くらいかかるのに!

・・・いつ書類が揃うのでしょう。
ふう。。

進捗報告

今日はふたりで不動産屋さんへ。

これからのスケジュール。

1.まずは水道屋さんに重機で水道管を探してもらう。
2.解体や工務店の工事車両が入るにはガードレールを外したほうが楽なので、歩道切り下げする・しないに関わらずガードレール撤去を早めにする。(1.で水道管が見つからない場合は、水道管新設と歩道切り下げ工事も同時に行うことになる)
3.建築確認申請が下りたら、すぐに古家を解体する。
4.売買契約完了は2月22日(水)に予定。大安だから(←不動産屋さんのこだわり)。
5.水道管工事・浄化槽・歩道切り下げ工事については水道屋さんが全てやるので(大きな会社なわけですね)、工程については水道屋さんに確認する

心配していた解体時の散水については、不動産屋さんが「水道なしでもなんとかしてくれそうですよ」と。よかった~!
あと、ガス関連の工事については融通の効くガス会社があるらしい。プロパンガス屋さんは競争が激しいから、不動産屋さんに色々売り込みにくるそうで。「ガス配管工事と給湯器サービスでね」って・・・あと何で儲けを?月々のガス代?

あと土地を2人名義にしたいので、まうちんの口座に私名義の口座から振り込みをしておかなくてはいけません。例えば土地500万円で半分ずつの名義にしたい時は、「妻から250万円渡しました」という証拠がないと税務署が突っ込んでくるわけですね。案外めんどくさいです。

契約時には残金を用意しなくてはなりませんが、平日の場合は口座のある銀行に皆で行って契約、その場で振込みになります。土日の場合は預金小切手というものを用意しないといけないらしい。振り込み料かからない代わりに小切手発行料がかかるし、さすがに(私たちにとっては)大金の小切手を持ち歩くのもイヤだし。
というわけで、契約日は仕事を休んで平日に行うほうがよさそうです。

仮契約っていうか、契約

はあ・・・疲れた・・・。
今日契約に行って、2人ではんこを山ほど押してきました。

***

最初にお世話になってる不動産屋さんに行って、建築士さんと打ち合わせ。
この建築士さんには、建築確認申請を通してもらうところまでお願いする予定。
けっこう気さくな感じの人で、デザイナーっぽくないので○。
こっちで描いたスケッチをたくさん渡す。
間取り図とか屋根の勾配とか外観とかをけっこう煮詰めた後だったので、それを図面
に起こしてもらう。

住宅ローンを借りるには「居宅」として申請しなければならないが、その場合面積の
半分以上が住宅部分でなければならないとのこと。
我々の立てたい家は、平屋で2/3が土間(コンクリート打ちっぱなし)。大きなシャッ
ターが2つ。玄関に相当するドアはなし。
「住宅・・・で申請するのはちょっとつらいかもしれないですね。う~ん。
土間は趣味の部屋です、で言い張ればなんとかなるかな?勝手口のドアを玄関扱い
にしようかと思ってたんだけど、いらないんですね」
と建築士さんは困った様子。
でもなんとか住宅っぽく図面を起こしてもらうことになった。

***

それから不動産屋さんと連れ立って、売主の大手不動産屋さんへ。
初めて売主の人と会う。
60代くらいと思われる男性2人・女性1人のご兄弟。
最初は気難しい顔だったけど、だんだんうちとけて話せるようになり、最終的には
「家具屋さんをやるの、じゃあ今度はこちらがお客でお願いしようかしらねー」と言って
もらえて、うれしかった!

経緯としては、
・だいぶ前に土地のみを3兄弟が相続
・別の人が持っていた建物を去年贈与される
・土地+建物で取引できるようになったところで、某大学が買いたいと意思表明
・それ以外にも整地すれば今の2倍の価格で売れると別の不動産屋に言われる
    ↓
・某大学は理事会で不承認、土地購入を断念
・整地にもお金がかかるので、今のまま売ることに決定

って感じで、某大学の提示額の4割引で我々が購入できることになったらしい。
(合掌)

昭和61年以降まで人が住んでいたら高い水道工事が必要なくなるので、「いつまで
住まれていたんですか?」とそれとなく聞いてみると、建物の持ち主(3兄弟とは別)
も自分では住まずに友人に貸してたとのこと。
「20年前まで貸してて、それ以降は誰も住んでないんだよ」と予想外の回答。
そうか、20年も空家だったのか・・・。

20年前ってことは1986年、てことは昭和61年。
むう。。。ぎりぎりやね。
やっぱり、地面掘り返してみないと分からないか。
「20年」っていうのも妙に切りが良くてなんかイヤ。22年とか18年とかって可能性も
あるよなあ。

まあ、無事契約も終わったのでほっとする。

帰りにどうしてもビールが飲みたくなって、町田でモスチキンと缶ビールを購入。
バスを待つ間、近くのガードレールに座ってふたりで飲む。

今日はお疲れ様!