松本に行ってきました

木の仕事の会のメーリングリストで「信州木工会主催の勉強会がありますよ」と教えて頂きました。

松本はちょっと遠いけど、塗料と接着剤についてもっと知りたいと思っていた所だったので、渡りに舟と参加することに。
11月の土曜日、高速道路は混むし翌朝予定があるから日帰りになるし・・・と私一人で電車に乗って行くことにしました。

当日はあいにくの雨。八王子から特急あずさに乗車。
前の席には大人の遠足中の年配女性のグループ、プシュッと皆でビールの缶を開けた後はおしゃべりに花が咲いてます。
私は窓の外を見ながらぼんやり。
AirMacも持って行ったけど、トンネルが多いせいかWifiがあまりつながらなくて。
一人でぼんやりするの久しぶりだなあ・・・とコーヒー飲みつつ、こちらも大人の遠足を満喫。

列車の到着が少し遅れたのでちょっとどきどきしたけど、バスに揺られて無事に会場へ。
当日は約50名の参加者があったそうで、私よりも遠方から来た方もおられたとか。


全部で4時間。前半は接着剤、後半は塗料のお話。
それぞれメーカーの方が説明を担当し、質疑応答ではかなり突っ込んだ内容もありました。

自社製品の説明ももちろんだけど、「○○ボンドは耐水性があると謳ってるけど、成分が××だから僕は△△ということじゃないかと思うんですよね」とか「昔は成分に**を入れられたんだけど今は駄目になっちゃて」とか、雑談的な内容にもメーカーの方なりの観点があって聞き逃せないです。


こちらはサンプルで分けて頂いた接着剤。

会場である長野県工業技術総合センターの方の、各接着剤の実験レポートも興味深かったです。
低温による接着不良は結構顕著で、うちの工房はかなり寒いので硬化するまでの室温はキープしないといけないな・・・と改めて思ったり。

後半では、最近気になってたガラス塗料の説明があり。
最近のお客様はやっぱり、「自然な仕上がりがいいけど汚れはついて欲しくない」という気持ちが強いのです。
オイル仕上げだとテーブルは輪染みなどがつきやすく、何で仕上げるかはうちでも毎回悩むところ。
ガラス塗料、薄塗りのは実験してみたいなあ。自然な仕上がりだけど傷や汚れがつきにくいとのことでした。
帰宅して夫に話したら、「ガラスって伸びないけど板の収縮に耐えられるの?」と素朴な疑問を投げられたけど、その辺も含めて実験したいです。

充実した4時間を過ごして、帰りはまたバスで松本駅へ。
列車に揺られて夜遅く帰宅すると、娘はまだ起きてて昼間見たプリキュア映画の話をしてくれました。

勉強会を企画・運営して下さった信州木工会の皆様、ありがとうございました。
お留守番してくれた娘と夫にも感謝な一日でした。

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