マルシェの裏日記

さて、何とか無事に終わった夕涼みマルシェですが、準備中には肝が冷えることが数回ありまして。
何が悪かったかっていうと、私の理解と確認の不足が原因だった訳です。


ものづくりカフェさんからレーザー加工機に来てもらって、その場で実演する。
以前お話した時に「前回イベントに出た時は100Vのレーザー機で、出力が少ないからやっぱり難しかった」と聞いてたのです。
で、「あ、じゃあうちには200Vひいてあるから、お店の機械でそのままやって下さい」ということになって。

当日昼に機械を運ぶためお店に伺ったら、大きな集塵機がスタンバイしていて、訊いたらそれも200Vで動くという。
うちの200Vのコンセントは一つしかないので、レーザー機と集塵機の両方はつなげない。
もし分割できる延長コードがあったとしても、最低容量(10A)でしか契約してないので一緒に動かすことは不可能ということが判明し。

お店の前で店長さんと私と補佐のKさんと、しばし呆然。
集塵機なしで実演することも考えたけど、加工中の煙でえらいことになっちゃうよ!とのこと。
とりあえず両方運んでも仕方ないので、重い集塵機を階段の上までえっちらおっちら運び上げて戻し(隣の『ナポリの窯』のお兄ちゃんにも手伝ってもらった)、これまた重いレーザー加工機を車へ。
気休めにしかならないけど家庭用の掃除機も持って、とりあえず工房に運んだ。

そして何とか下ろして場所を決め、さてコンセントをつなごうとして・・・。
ここにさらに間違いが判明。
コンセントの形がちがーーーう!

200Vには二種類あり、木工機械で200Vと言えば「三相(動力)」のこと。
普通の100Vとは別に電線を引き、電気のメータも別々。
(月の契約料が高い分、たくさん使っても使用量はそれほどかからない。)

ところがレーザー加工機は家庭用の100Vの線を2本分使う、動力ではないタイプ(単相)200Vだった!
もうね、この時点で目の前真っ暗です。

※今調べ直したら、200Vのコンセントには
・電圧による違い(単相200V/三相200V)
・アースの有無による違い
で計4種類の形状があるそうです(←事前にきちんと調べとけよ自分・・・)。

と、ここでうちの夫が登場。
ほぼペーパー電気工事士な私と違って、工房の電気配線を配線図から起こして、ほぼ全部のコンセントや電灯の設置までやった人です。

「電磁調理器の配線を使えば、いけるかも」
えっ、本当に???

そうか。キッチンのIHコンロは、単相200Vだ。
急いで他の出店者さんに電話して、工房のキッチンで調理しないことを念のため確認。

レーザー加工機のプラグに合う形のコンセントの先っぽを、店長さんに買ってきてもらう。

取っておいた2.6mmのVVFで、夫が急遽作ったコンセントがこちら。

動いてくれますように・・・と祈りながらブレーカーを上げて。
・・・・ブイイイイン、とスイッチが入った時の喜びよ!!!

そして動力の方のコンセントには工房にある集塵機をつなぎ、集塵の問題も何とか解決〜!(専用のより吸い込みが悪かったようです・・・すみません)

レーザーの調整などでマルシェのスタートからは少し遅れてしまったけど、終了まで無事にストラップのオーダーや昆虫たちのレーザー加工をやってもらえました。

いやもう・・・↑のやっとスイッチ入った時点で、もうスタート30分前とかで。
気の早いお客様とかもう入場しちゃってて。
しばらくは魂が抜けた状態で接客してて、すみませんでした。

次回以降のイベントでは、もろもろきっっっちり確認することをここに誓います!
開始からお待たせした皆さま、ご迷惑をおかけしました。
ものづくりカフェの店長さん・Kさんにもご迷惑をおかけして、申し訳ありません。

(でも、でもほんとに動いてよかった・・・)

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