家具屋の年末は例年どおり忙しく、今日やっと時間が取れたので仕事帰りに『家具デザイナーの日曜大工展』に行ってきました。
まだ私が20代の頃、バンタンキャリアスクールという所で家具のデザインを教えてくれた先生:山元博基さんの展覧会。家具を作りたいのにどうしたらいいか分からなかった私に、職業訓練校を教えてくれたのもこの方です。
会場にあったもの。
たくさん並べられた自作の椅子。
試行錯誤した図面。
細い丸足で貫のない華奢な椅子、「これは記号としての椅子なんだ」。
職人をやっていると、作りやすさを優先してデザインが後回しになってしまうことがよくあります。
本当に久しぶりに、デザインを追及して作ったものを見た気がしました。
どうやって作るんだろう?と職人的な興味も沸きましたが、今日は頭を空っぽにして椅子を楽しんできました。
展覧会は明日まで、『アートフォーラムあざみ野』でやっています(入場無料)。