先日、材木屋さんが送ってくれた製材のビデオ。
今日は写真で紹介します。
タモの丸太は4m超の長さだったので、チェーンソーで半分にした後に皮むき。
皮むき機、私初めて見ました。
この下の部分がごうんごうんて回って、木の皮がぱりぱりぱり・・・って剥かれて飛んでいくんです。
カーテンはどうやら、皮があちこち飛ぶのを防いでいるみたい。
きれいに剥けたとこで、製材開始。
色々な板の取り方があるようで、どうお願いしようかかなり迷いました。
結局、割とスタンダードな(?)感じで、テーブル天板用の厚板を何枚か+脚用の80角+残りを幕板など用に30mm厚で挽いてもらうことにしました。
材木を丸太で買うことを最初に知ったのは、那須の工房Mountainさんにお邪魔した時だったと思います。
その後、独立してひとつずつ家具を作るようになって、テーブルの天板もオープン棚の側板も、同じ木から取った板だとやっぱり綺麗だなあ、しっくり来るなあとさらに思うようになって。
月型テーブルみたいな小さなものは、同じ木(共木)の板で作るのがさほど難しくなかったので、継ぎ目がほとんど目立たないその綺麗さに慣れてしまった部分もあります。
そして今回のテーブル、天板を共木で作りたい・・・と思って色々と探したんだけど、うまく見つからなくて。
材木屋さんから、それならやっぱり丸太で買うのが一番だと提案されて、今回の購入となりました。
まるごと購入した丸太が、自分の家のテーブルになる。
すごく贅沢なように聞こえますが、実は普通の板材と比べてすごく高価なわけではありません。
ただ、丸太を挽いてから家具の材料として使えるようになるまで、乾燥に1年近い時間が必要になります。
挽いてみるまで木目が分からないので、おとなしい感じか派手な木目か、その辺は出たとこ勝負になります。
それでも、どこかで長い時間生きてきた1本の木が、形を変えて自分の家でまた新しい時を過ごすというのは、とても素敵なことだと思います。
何年か後にテーブルやデスクが欲しいな、とちょっと思ってる方。
こんな方法もあるんだよーというのを、頭のすみっこに留めておいてもらえると嬉しいです。