そして10月。
スターダスト・レビュー、河口湖ステラシアターのライブへ。
これは夏に行われるはずだった『楽園音楽祭』の振替公演。
友人とは、当日朝にバスタ新宿に待ち合わせ。
車内でお菓子を交換して遠足気分(笑)
まあなにせ20年以上ぶりだもんね、分からない曲だらけだろうねーと話し、とりあえずニューアルバムの『還暦少年』だけを予習して参加した。
ステラシアターはとても良い会場で、すり鉢型のどの客席からもステージが良く見える。
椅子はコンクリートだというので心配していたら、入り口で座布団を配ってくれた。
さてさて。久しぶりのスタレビライブ。
私の感想は「いやあ、変わらないな!」だった。
もちろん、誰もが等しく20年分年を取っている。
スタレビのメンバーも、観客の皆さんも、私も友人も。
若いのは警備や物売りのお兄ちゃんたちくらいだ。
だけど、根底に流れる「お客さんに楽しんでほしい」という気持ちはまったく変わっていなかった。
最初の「コンサートでの諸注意」が楽しいアカペラで始まり、要さんがたくさんおしゃべりし、メンバーとのじゃれあいがあり。
最後には皆さんで客席に降りてきて(!)いろんな場所に散らばり、アカペラを歌ってくれた。
車椅子席のそばでは要さん、最後列にはvohさんや寺田さん、前の方には添田さん、岡崎さん。
私たちの近くでは柿沼さん。
ああ・・・この感じだったなと、とてもとても懐かしく、感動した。
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そしてびっくりしたことに、演奏されたほとんどの曲を知っていた。
私たちの聞いてないアルバムは10枚以上あるのだが、知らなかったのは2曲だけ。
ラッキーだったね、と友人と話す。
そして三谷さんのいないスタレビ、もうさすがに辛くないだろうな。
と思っての参加だったけど、やっぱりふいに「ああ、いないんだ・・・」と寂しく思ってしまう瞬間もあり。
自分でも意外だった。
それでも、脱退直後の4人のステージより、現在のスタレビの方が昔のファンも楽しめるような気がする。
添田さんや岡崎さんがいるのでコーラスも厚い。
たっぷり楽しんで、帰途についた。
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夜はホテルで友人とワインを飲みながら、ライブの感想会。
本当はスタレビ30周年のライブDVDを一緒に見たかったんだけど、再生機器が置いてなかったので、YouTubeを見ながらあーだこーだと話し合う(至福)。
正直に言うと、久しぶりに三谷さんのライブに行った時ほどの驚き、はなかった。
でもスタレビのライブには普遍的な楽しさがあった。
要さん。
脳血栓で入院したのに軽症ですぐ退院し、ライブツアーを回るなんて奇跡のようだ。
私たちより年上のお客さんたちも立ってこぶしを振りあげ、みんなが温かい気持ちで参加するライブは、すばらしかった。
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