カテゴリー: その他
娘のロフトベッド
町田市プレミアム商品券が使えます!
カフェコーナーのサインボード
去年の春の小さな製作物。
いつもお世話になっている、鶴川の子育てカフェ「かのんカフェ」さんからのご注文で、サインボードをふたつ作りました。
1つ目は片面のみ、セルフサービスのカフェコーナーが分かりやすいように。
2つ目は授乳室用。裏返すと「使用中」になります。
文字と絵はいつものWarkさんにデータを持ち込んで、レーザー加工してもらいました。
加工が終わってから、はたと気づく。
マスキングテープ貼ってからやったら良かったんじゃ。。
(後からカッターで文字部分を切り抜きました。段取りの悪さに少し泣いた・・・)
文字と絵の部分だけ白く塗装。遠くからでも目立ちます!
一緒にフライヤーラックも作りました(パイン集成材+リボスの着色オイル)。
アクリル板の曲線や円の部分は、こちらもレーザー加工で綺麗にカット。
カットした断面がなめらかなので、お子さんが触っても危なくありません。
アクリル板が直線だとチラシが前に倒れやすくなりますが、曲線のおかげでそれが少し減る感じです。
色んなサイズのショップカードも置けるよう、上段と下段・奥と手前で高さをかなり変えました。
(写真は工房で撮ったものです。知り合いの皆さんのフライヤーでテスト・笑)
かのんカフェさんには、この後折れ脚テーブルもお納めしました。
いつもありがとうございます!(*^^*)
*
台湾旅行 番外編
今回乗った交通機関について。
台湾は交通費が安い。
MRT(地下鉄)の初乗りが20元(約70円)。
今回は毎回チケットを買ったけど、ICカードの方が便利だったかな。
おもちゃのコインみたいなチケット。これを改札のセンサーでピッと読ませて通るのが娘は気に入ったらしい。
子ども料金はあるけど、6歳以上(身長115cm以上)は大人と一緒。娘も立派に大人料金でした(でもまあ安いからね)。
地下鉄は本数が多くて便利。「あと○分○○秒で到着」という表示のある駅も。
車内の電光掲示板も日本の地下鉄みたい(車内広告はすごく派手)。
***
こちらは車内にも駅にも路線図の表示が無くて、乗り換えに苦労した。
行き先の駅を書かれても良く分からないんだよー。
一駅の区間は長めで、車内はかなりクーラーきいてて寒かったです。
(↑「手をはさまないように気をつけてね!」なぜかコアラ。かわいい。)
***
そして、タクシー。
「台湾 タクシー 危険」とかで検索すると、「夜中に女性一人で乗っちゃだめ」とかたくさんヒットするけど。
昼間乗ってもかなり危険な乗り物です。
到着して空港からホテルまで乗ったタクシー。
早い・・・えっとスピード出し過ぎじゃない??
まあホテルに無事に着いたから、いいか。。
その日の夜、夜市から乗ったタクシーで疑念は確信に変わる。
台湾の人、みんなめっちゃスピード出すーーー!!
バイクもたくさん周りにいる一般道で、普通に60キロくらいのスピードで走る。
タイミング悪くてバイクを追い抜けなかったり、前の一般車が少しでも遅いと舌打ち。
(瑞芳から九份への道のりはわりとマシでした。うねうね道が多いのでさほどスピードが出ないもよう。多少酔いましたが・・・)
懲りた私たちは思った。
流しのタクシーじゃ無くて、ホテルの駐車場に待ってる運転手さんなら多少はマシなんじゃないかと。
最終日、ホテルから空港へ向かうタクシー。
乗る前はあんなににこやかなおじさんだったのに・・・過去最高のスピード。
ハンドルを握ると豹変する、という表現がぴったりです。
後部座席で(もちろんシートベルトして)乗ってた私、何度も足元に無いブレーキを踏もうと足を踏んばったし、「ウヒイイ」と数回変な声を上げました。
どうやら信号で止まるのが嫌いらしい運転手さん、細い裏道を通ってバイクをあおりながらものすごいスピードを出す・・・。
後から夫に聞いたら「80〜100キロくらい出てたね」と(驚)
安いし便利なのでタクシー使いたいけど、あまりに怖い。
台湾在住の方のブログを見たら「ノロノロ走る方が危ない」とのことなんだけど、どうなんでしょう。
次回台湾に行くときの注意点として、記録しておきます。
*
台湾旅行 三日目(最終日)
帰国する日の朝となりました。
前日はホテルでバイキングの朝食を食べたものの、やっぱり味気ない。
ネットで見つけたお店は、残念ながら定休日。
ホテルのある南港は新しい駅なので、ガイドブックやネットの情報もほぼ無し。
でもさーホテルの周りにこんなに住宅があるってことは、朝ごはんの店くらいあるんじゃない?と考えた、私と夫。
「えーめんどくさいー」と言う娘を説得して、朝の散歩にレッツゴー!
もしやってるお店がなかったら、ホテルに戻って食べればいいじゃない。
部屋の窓から見えたのはほぼ森だけだったけど、反対側には市街地が広がってました。
あるある!飲食店がいっぱいあるよ〜。
昼からのお店がほとんどだけど。
しばらく歩くと、開いてる店発見!
ディープすぎない?大丈夫?と一回前を通って様子をうかがい、さらに進んで他の店を探す。
結局開いてたのはもっとディープなお店(笑)とサンドイッチ屋さんだったので、意を決してその店に入る。
おばちゃん忙しそう・・・。お客さんが次々来て、なかなか途切れない。
何とか身振り手振りで、これと・これと・これが欲しい!とやってみる。
ショーケースには食材が入ってるだけで名前も書いてないので、筆談もできない。
「××○○@@??+++???」
と早口で訊かれても、全然わからなーーーーい!
何度か訊かれて「ここで食べるか?持って帰るか?」だと夫が気づく。
事前にネットで勉強していた北京語、まったく役に立たず(てか聞き取れない)。
ここで食べます!と示して、もう一回指差しで注文。
「△△××+++??」
温かい豆乳に何か入れるか、と訊かれる。とりあえずいらない、と答える。
続いて、四角い具なしお好み焼き的なものに、卵は入れるか?と早口で訊かれる。
思わずいらない、と答えちゃってから後悔。卵入りで焼くの、美味しそうじゃないか・・・。
まあともかく、お金は後払いで良いことが分かり、外のテーブルで朝ごはん。
あー、ハードル高かったー(でもたのしい)。
スープは温かいただの豆乳。
日本では豆乳苦手だけど、これは飲める。
そしてマントウ。具なし。
角煮的なお肉はさんでる写真が貼ってあって、それをもちろん食べてみたいけど作ってる気配なし。
朝のメニューには無いのかなあ。
卵を入れそびれた四角いお好み焼き。
ころっとした焼き餃子。
炭水化物多めのチョイスになっちゃった、、でもどれも美味しかった。
すごく安くて、労働者の方が来るお店なのかなー?とか思ったけど、レクサスで乗り付けて豆乳とマントウを持ち帰るお父さんとか、後ろの席で冷たい豆乳ちゅーっと飲んでるお姉さんとか。
さっきの「何か入れるか?」は、豆乳は温かいのと冷たいのとどっちにする?だったのね、と気づく。
ともあれごはんを終え、会計してくださいーと別のおばさんにお願いしたら、何を食べたのか申告しろ、と(^^;
無理なのでさっきの人に訊いて、と指差したら「そんなん忘れたわ!」とさっきのおばちゃん。
仕方なく、外のテーブルに来てもらって「豆乳とね、具なしのマントウとね、こういう四角いのでタンタンタンって切ってあるやつ」と身振りで説明。
「ちーすーぱーすー」
と数えてた会計のおばちゃん。全部で85元でした。
帰り道、探してたスーパーも発見。
美味しそうなお店もたくさんあった。
他のとこばかり行ってないで、ちゃんと町歩きして食べれば良かったな。
***
さて、小さな冒険を終えてホテルへ戻りチェックアウト。
飛行機は昼過ぎなので、荷物を預けたまま都会に出て買い物。
台湾のマスキングテープが可愛いとのことで、こちらで購入。
小腹が空いて、またその辺のお店でワンタン麺を食べることに。
メニューを指差したら、何だかダメだという店員さん。
何度かやり取りして、見てた夫が「まだワンタンできてないって言ってる、たぶん」。
その通りでした・・・そして押し問答が面倒になった店員さん、作り途中のワンタンをいくつか取って茹でて入れてくれました。
すみませんー!
このワンタン麺も美味しかったー。
汁が嫌な味しないのが、良いなあと思う。
鶏出汁の味がちゃんとする。
その後買い物をして、暑いから冷房効いてるとこに入ろうとちゃんとしたお店へ。
サービス料の有無はクーラーがあるかないかじゃないか、と憶測。
そして町で最後に食べた小籠包。
・・・・・・まずい・・・・・・・。
いや、私がいけないんです。
普通のを頼めばいいのに、ヘチマ入りってのを頼んじゃったから(←ガイドブックに美味しいって書いてあった)。
小籠包はやっぱり肉ですよ。
失意のままホテルに戻って、空港へ。
くやしいいいいい、なんで最後のごはんがあんなに美味しくなかったんだ。。。 orz
いや、その後食べたマンゴーかき氷は美味しかったけどね(でも多すぎ)。
あきらめつかず、空港のレストランで小籠包注文。
うん・・・まあそうだよね。空港に生肉、持ち込まないよね。。
完全に冷凍食品の小籠包でした。
負け惜しみを言えば、冷凍にしてはすごく美味しかったですが。
というわけで、二泊三日の台湾旅行は終わりました。
心配だった留守番猫くうちんも、無事に過ごしていたようで。
(すごく怒ってたけど)
戻って来たばかりだけど、また台湾行きたいな。
都会が合わないのは分かったので、今度は台中か台南か。
また美味しいものを食べに行きたい!!
*
台湾旅行 二日目午後 九份
さて、猴硐から台湾鉄道で一駅戻って瑞芳駅へ。
ここからタクシーで10分ほど行くと、あの有名な九份があります。
台湾のタクシーは安い(ただし運転が荒くて怖い!)。
駅から九份までは一律料金で205元(約700円)、バス便もあります。
猫村については色々調べてたのに、九份はあまり下調べしてなくて、とりあえず人波に着いて行く。
今、台北ナビの地図を見たら、「軽便路にはアート感漂う店がひっそりと並んでいます」って書いてある。。
そっちの方が我々好みだったかなあ。
土産物屋が左右にずらりと並ぶ道を、ぐるぐる歩きました。
人・人・人でずっと列を作っている状態、唯一の救いは雨じゃなかったことくらい。
だんだん疲れてきて、途中で道を離脱して空いてる階段で休憩。
夜の提灯は風情があるのかもしれないけど、もう人ごみはいいやーと近くの茶芸店でお茶する事に。
思ったよりも早く九份を離脱。
他の人の参考にならないことを重々承知の上で、私たち多分もう九份には行きません(笑)
お腹いっぱいだったのもあるけど、あの人ごみの中で買い食いするのもけっこう大変そうだなあ。
***
また電車に乗ってホテルに戻って、一息ついて。
夜はMRT国父記念館駅から歩いて『北大行』へ。
昼間のうどんの美味しさが忘れられなくて、鶏うどんと甘辛の肉うどんと酔っぱらい鶏(小)も。
ここももちろん、美味しかったです。
でも・・・なんだろう。ちゃんとしたお店よりも、町の食堂の方が味に勢いがあっておいしい。
口の中に、さっと肉の旨味が広がる。食べ物のパワーを感じます。
この日の夕飯は710元(約2,500円)。
***
混んでる店内で相席したのは車椅子の女性で、ひとりで夕飯を食べに来ていた様子。
台北では車椅子の人を良く見かけましたが、一人の場合も押してもらってる場合も町に溶け込んでいて、そこにいるのが当たり前という感じ。
日本だとどうして、特別な感じに見えてしまうのかなあ・・・としばし考えてみたり。
台湾の人たちはとても親切で、日本人よりフレンドリー。
駅で路線図を見上げてると「ニーハオ?」とすぐに話しかけてくるし、電車では必ず娘に席を譲ってくれました。
お店はどこも明朗会計で、日本人だからとボラれたことも多分ありません(観光地価格はあるけど)。
細かいことは気にせず、電車内で携帯で話したり、道ばたでポケモンGOやってる人もたくさん。
でもなぜか日本にいる時のように気にならない。
すっぴんにスニーカーの女性も多いので、私は日本にいる時よりリラックス(笑)
*
台湾旅行 二日目午前 猫村
この日は娘待望の、猫のたくさんいる村「猴硐」へ。
南港駅から台湾鉄道に乗って40分くらい。
もともと炭坑の町だったけど、ネズミ避けのために飼ってた猫たちの子孫が増えて、猫のたくさんいる村として有名になったそう。
いろんな国の猫好きの観光客がいっぱい。
途中、えさやりタイムに遭遇。
テーブルの上のサバトラさんはお皿に盛ってる間に食べようとして、おばさんにきつく叱られる(笑)
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町の外れには小さなカフェ通り。
作家さんが絵やカードを販売してるお店、お隣にはワークショップができるカフェも。
派手な観光地ではないけれど、のんびりした村でとても楽しめました。
小さなお土産物やさんもいくつかあって、娘は自分とお友達用のお土産をゲット。
カフェでお茶もしたかったなー。
***
駅まで戻ってきて、駅前の食堂でお昼ごはん(猴硐老麵店)。
超ローカルな半屋外のお店だったけど、ここの麺が美味しかった!
陽春麺(湯)と米粉(乾)と青菜(小)を紙で注文して、3人で取り分け。
そしたら奥からおばあちゃんが出てきて、「おいしい?たりる?」と日本語で気づかってくれた。
日の当たるテーブルから奥の日陰においで、と言われて移動させてもらう。
陽春麺は、ほぼ日本のうどんと同じ。
娘はこの麺がとても美味しかったようで、帰国してからも「猫村のうどんおいしかったねー!」と言ってた(^^)
お昼代は3品で90元(300円ちょっと)!
電車の時刻が迫ってて注文できなかったけど、隣りのテーブルで食べてた「白斬鶏(後腿/前翅)」が今でも気になるー。すごく美味しそうだったの。
次回台湾に行ったら猫村をゆっくり回って、またここでごはん食べたいです。
*
台湾旅行 一日目
このお盆休みは親子3人で台北に行ってきました。
台湾は確か3回目ですが、娘づれで行くのは初めてです。
ホテルと飛行機の予約は、いつも夫任せ(すいません)。
1日目は昼過ぎに羽田空港発、夕方に台北松山空港到着。
空港内でまずは、こちらを借りるそうです。
持参したポケットWi-fiに入れて使えるSIMカード。3日間使い放題で300元(約1,000円)
すごいなあと思ったのが、店員のお兄ちゃんがカードをこちらの機器に入れて、ちゃんと使えるまで一緒に設定してくれるのです。もちろん日本語表示なのに、すごい。そして親切(^^)
無事に繋がることを確認して、ホテルへ移動。
今回泊まったのは、台北の中心街からは少し離れた南港にある、『Courtyard Taipei(六福萬怡酒店)』。
MRT(地下鉄)南港駅直結で、とても便利でした。
ホテル内も広くて綺麗☆
トイレも問題なく流れます(台湾では使ったペーパーは流さず脇のゴミ箱に入れるのが基本。でも、都心のホテルは流せるところが多いみたいです)。
***
いざ、1日目の夕飯はMRT中山駅近くの『福大山東蒸餃大王』へ。
地元の人でいっぱい。持ち帰りのお客さんの間をぬって店内に席を確保。
ガイドブックに載ってるお店だけど、日本語はまったく通じません(笑)
かばんに入れてきた筆談セットで無事に注文(^^)
左のふせんに注文品が書かれ、時間の早い人から配られる仕組みらしい。カウンター席の壁にもぺたぺたふせんが貼られていきます。
そしてしばし待って、蒸し餃子到着!
うーまーいーーーーー!
小籠包よりもさっぱりしてます。いくらでも食べられそう。
「酸辣麺」はさほど酸っぱくも辛くもなく、テーブル上のタレで調節する感じ。これまた美味しい。
「山東大饂飩」、饂飩はワンタンのこと。ワンタンは大ぶりで、娘はこれに夢中でした。
ビールが置いてあったら間違いなく飲んだんだけど、どうも見当たらない。残念・・・
満腹になってお会計。忙しそうな店員さんに「(棚から取った小皿の値段も付箋に書いてもらえる?)」と身ぶりで頼んでみたら、ちゃっちゃと書いてくれました。ありがとう!
全部で260元(約900円)、大満足。
***
食後はまた地下鉄に乗って『饒河街夜市』へ。
台湾と言えば夜市!という方も多いのですが、、私たちこういう人ごみが苦手(^^;
娘も臭豆腐の匂いが苦手らしく、ちょろっと露店を冷やかしてホテルに退散。
でも町の様子は風情があります。
裏通りには食堂も並んでいて、家族連れやカップルが夕食中。
うちの近所にこんな屋台たちがあったらなあ・・・とうらやましい夜でした。
*
西洋カンナの本。
ひょんなことから、『杉田式ノコギリ木工のすべて』という本を手に入れました。
ノコギリ木工と題名がついていますが、興味があったのはこの中の「西洋カンナ」の章。
私、普段は他の木工家さんと同じように、普通の和鉋を使ってます。
でもなんというか・・・いつもモヤッとするのです。
職人がプロの道具として使うのには、もちろん優れている。
だけど一般の人が木工を始めて使うには、あまりにもハードルが高い。
皆さん、中学の時に技術科で大工道具セットを配られた覚えはありませんか?
中身は大抵「ノコギリ・ノミ・カンナ・差し金・玄翁」(今はドライバーセットとかラジオペンチとかも入ってるみたい)。
ノミもメンテナンス難しいけど、カンナは使うことすら難しかったという人が多いんじゃないでしょうか。
まず、刃の出し方や戻し方が分からない。裏金の寄せ方が分からない。
見よう見まねで木材の上をすべらせてみるも、ガタガタに傷つけちゃっておしまい、という感じかと。
大人になって職業訓練校でカンナの使い方を学んでからも、そのストイックさにはびっくりします。
まずは角度をずらさずに、刃を平らに研げるようにならなくてはいけない(裏金も同様)。
台はもちろん平らでなければいけないが、かけるときの抵抗を減らすには両端と刃口部の3点(または2点)以外を削って減らさなければならない(台は気候によって木の狂いが出るので、適宜直さなくてはならない)。
台を削りすぎて刃口が大きくなってきたら、自分で埋める。etc…
(刃の裏打ち・裏押しなど、まだまだありますが)
職人を目指す人や、こういうストイックさが好きな方には良いと思う。
だけど一般のDIY好きな人が使うには、あまりにもハードルが高い。
そのため私は木工教室でもカンナを使ってもらうことはほとんどないし、まっすぐ切るのが難しいノコギリも同様でした。
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で、この本ではなんとそのモヤモヤの大部分を、西洋カンナは解決している!と書いてあるではないですか。
・刃の厚みが一定なため、刃研ぎガイドが使える
(これ知らずに買って和鉋の刃をはさんだけど、使えなかったんだよな~)
・裏打ちと裏押しは不要(刃裏が平らなので)
・台が木材でなく鋳物なので、台直しも不要
・刃の調節が初心者でも比較的簡単
・刃口の調節も可能
で、すぐに購入してみようと思った私。木工教室にも使ってみたいし。
が、お値段が・・・。
「高級な和鉋に比べて安価」という意見もあり、確かにその通りではあるのですが。
和鉋をいくつも持ってしまい、研ぎ方やらをなんとか学んで使っている身にとっては、試しに買うにはちと辛いお値段です(1万円~5万円程度)。
小さめのを5千円くらいで買えたら、試してみたいのにな~と思います(^^;
てなわけで、西洋カンナを購入しての感想でなくてすみません。
でも読み物としてはとても面白いし、治具についてのたくさんの写真も参考になります(木工の本としては珍しい)。
個人的には「そこまでドリル使ってホゾ穴掘るなら、卓上ボール盤を買おうよ!」とか、「金属加工の部分は今時はたして必要か?」とか、思う部分もありますが。
作者の方がどうしても、西洋カンナとアサリのないノコギリを使った工作について書き記したかったんだな、という熱意はすごく感じます。
例えば、これから木工の道具を揃えて行く方。
マンションなどで音を出さずに木工したい方。
にはとても参考になる本だと思います。
どなたか西洋カンナを使ってみたよ、という方がいらしたら感想をぜひお願いします!
ほんとは海外のホームセンターが日本に進出してくれたら良いのにな。
ドアとか洗面とか浴槽とか、ずらーっと並んで売ってて皆でDIYしたら楽しいと思う。
そして工具も職人向けのものからDIY用のものまで、色々と扱ってほしいなあ。